ウィキペディア

世界人口は長く緩やかな増加を続けてきたが、19世紀末から21世紀に至るまで「人口爆発」と呼べるほどのスピードで急増した。西暦1年頃に約1億人(推定)だった人口は1000年後に約2億人(推定)となり、1900年には約16億5000万人にまで増えた。その後の20世紀、特に第二次世界大戦後における人口の増加は著しく、1950年に25億人を突破すると、50年後の2000年には2倍以上の約61億人にまで爆発的に増えている。国連人口基金は、2011年に70億人を突破したと推計している。 21世紀初頭では、アジアやラテンアメリカをはじめとする多くの発展途上国で出生率は低下してきており、1年間当たりの世界の人口増加は減少する傾向にあるものの、中東やアフリカ地域の出生率は依然高く、急激な人口増加は続いており、西暦2050年までには90億人を突破、以降同世紀末までに世界の人口は100億人に達することが見込まれている。